映画の製作・配給を行い、不動産賃貸事業も手がける東映(東京都中央区)は2日、所有する社員寮を賃貸住宅へ建て替えるプロジェクトを発表した。2024年1月に着工し、25年5月に竣工予定だ。
東映、ストック収入を確保
対象の物件は西武鉄道池袋線大泉学園駅から徒歩13分の場所に位置する。6階建て全89戸のRC造賃貸マンションに建て替える計画だ。専有部は43~62㎡ほどの1LDK、2LDKとなる。
想定入居者層は、大泉学園駅周辺で持ち家の購入を検討する新婚、DINKSといった2人組の入居や、ファミリー層。不動産戦略部の室薗剛業務室長は「大泉学園駅周辺は分譲マンションが多く、賃貸マンションの供給が比較的少ないことから、試しに住んでみたいという需要があると考えた」と話す。