家賃債務保証サービスを展開するアセス信用保証(大阪市)は、9月よりペットの飼育が可能な物件に特化した保証サービス「ニスモわんにゃん100」を提供している。
原状回復費用に最大100万円
賃料カ24月分の保証限度額とは別枠で、原状回復費用など合計100万円を保証。ペット可物件だけでなく、通常の賃貸借契約でも活用可能だ。
ペットを飼育した物件は、壁の臭いや床の傷などの被害が大きくなるリスクがあり、原状回復費用が高額になりやすい。この費用の保証限度額を拡張することで、入居者からの支払いがなかった際のリスクを抑える。入居者には契約の特典として、ペットの相談ダイヤルや獣医によるウェブ診察サービスを提供する予定だ。
入居審査は同社が開発する管理会社向け管理システム「Asys(エイシス)」で行う。1回の申し込みで複数の家賃債務保証会社が順次審査することができる。審査状況や申し込み状況をリアルタイムで確認し、解約まで一括管理する。
佐藤邦彦社長は「入居者からのニーズに対応した保証サービスと、管理会社の業務効率化に寄与するシステムを併せて展開していく」と語る。
(2023年12月25日8面に掲載)