戸建て住宅分譲の三栄建築設計(東京都新宿区)の子会社で、収益不動産の開発・管理・運営を行うMAI(エムエーアイ:同)は、アパート開発を推進。販売棟数は2022年8月期に100棟に拡大した。22年12月からは、これまでメインで展開していた首都圏から、関西地方にも進出し、エリアを拡大する。狩野哲也社長は「26年度にアパート開発での売り上げ200億円を目指す」と前を向く。
国産材のアパート開発、年100棟
22年8月期、売上175億円 約5割が賃貸住宅の販売
―直近の業績を教えてください。
22年8月期の決算は、売り上げが2.9%増の175億円でした。アパートの販売が100棟にまで伸びました。事業別の売り上げ構成比は、アパート開発が48.5%。オフィスや住宅などの売買が48.5%。管理と賃料収入が3%です。アパート販売は、21年8月期に全体の3割ほどだったので、当社の主軸事業になっています。今後もアパート開発に力を入れていきます。23年8月期には130~140棟の開発を見込んでいます。