賃料9000円アップで親子が入居
2016年05月26日 | リノベーション
対面キッチンでスペースを有効活用
2カ月間空室だった物件が、募集から1カ月、賃料9000円アップで入居が決まった。
JR日豊本線「南小倉」駅から徒歩20分、RC造7階建てのマンション「山喜ビル」だ。
手掛けたのは不動産中央情報センター(福岡県北九州市)。
築30年で、以前の入居者は12年間住んでいた。
壁は日に焼けて家具の跡が付き、タバコのやになどで全体的に汚れが目立っていた。
また、キッチンも30年前のもので劣化した状態だった。
BEFORE
同物件のほかの部屋では、原状回復するだけでは決まりにくくなっていた。
そのため同社は全面的にリノベーションする必要があると考えた。
都心部の小倉駅まで自転車で約20分圏内であることから、駅周辺に勤務する20~30代の単身者をターゲットに据えた。
以前は、約45㎡の手狭な2DK。
できるだけ広く見せるために1LDKに間取りを変更。
玄関は土間にし、部屋と地続きにした。
また、間仕切りに木材の格子を使うことで、玄関からの視界を遮りつつ、奥行きを感じられる構造へと変更した。
AFTER
キッチンは対面式で、カウンターで食事もとれるようにすることでダイニングテーブルを置かなくても済む。
土間の壁面にはガラスブロックを付け、窓からの光が入ることで明るく感じられるのが特徴だ。
投資額は290万円。
親子二人世帯が入居を決めた。