倉庫風に惹かれアパレル店員が即決

2016年07月21日 | リノベーション

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賃料1万4000円アップ


コンクリート打ちっ放しを生かした倉庫風に改装し、社会人男性が内見時に即決したのは『百合ケ丘池上マンション』だ。


              BEFORE
池上正芳オーナー01.jpg

小田急電鉄小田原線「百合ケ丘」駅徒歩10分の場所にあり、築29年になるRC造全42戸の賃貸マンションだ。
1K16.5㎡の物件が募集から2週間で家賃1万4000円アップの5万6000円で決まった。
相場賃料よりも1万5000円ほど高い。
施工費は約130万円。

周辺には、専修大学や明治大学などのキャンパスがあり、学生が多いことに加え、沿線に勤める新社会人など、20~30代が多いエリアだ。
そこでターゲットは20~30代の社会人に設定した。
近年若年層に人気が高い、隠れ家のような倉庫風がコンセプトだ。

壁と天井は壁紙をすべてはがしてコンクリートの打ちっ放しにした。
玄関そばにあったミニキッチンはカウンターキッチンへと変更。
キッチンの照明は電球色のブラケットライトを採用することで、隠れ家を連想させるバーカウンターのような印象に変わった。

             AFTER
池上正芳オーナー02.jpg

入居を決めたのは、東京都内に勤めるアパレルショップ店員の20代男性だ。
「勤めている店の雰囲気とそっくり」と、一目ぼれだった。

昨年の秋には、14戸が空室になった時期もあった。
池上正芳オーナーは、これまでの経験から繁忙期を逃すと1年ほど空室が続くことを懸念して、リノベーションを決意した。
「コンセプトを明確にした改修なら、賃料アップしても入居が決まると確信していた」(池上オーナー)。

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