和のテイストを変えずに改修
2016年08月03日 | リノベーション
3日で入居の決まる人気物件に変貌
老朽化が激しく、駅から徒歩16分という立地で、賃貸にすることも諦めて放置していた一戸建てが、人気物件に生まれ変わった。
BEFORE
木造2階建て庭付き3LDK『岡崎町屋』は建物が持つ和の雰囲気をそのままに、畳を無垢の床材にすることで、裸足で歩くことが心地よいと思わせる旅館のような空間に再生した。
賃料は周辺相場に合わせて7万5000円に設定。
600人ほどの会員のいるサイトで募集をかけたところ、わずか3日で入居者が決まった。
手掛けたのはリボーンキューブ(京都市)だ。
築年数は80年以上に及ぶ。
居室の畳部分やキッチンのコンクリート部分はすべて杉の床材に張り替えた。
壁を白いペンキ、天井に竹を貼り付けてブラウンに塗装した。
キッチンやバス、トイレも新しくしたが、かけた金額はトータルで約700万円だった。
募集から20件の内見希望者が名乗りを上げたが、もっとも早く内見に来た大学の非常勤講師を勤める夫婦に決まった。
同社の担当者は「洋風やモダンに変更しなかったことが受け入れられたのでは」と分析する。