団地を自然素材で再生
2016年11月17日 | リノベーション
周辺相場より5000円高く成約
分譲団地の部屋に自然素材を生かしたリノベーションを行い、周辺相場より5000円高い賃料で入居が決まった。
改修を手掛けたリフォームプロ(神奈川県川崎市)は、シックハウス症候群などとは無縁な、健康的な生活を送ってほしいというコンセプトで自然素材を使った改修を行っている。
長く住んでもらえる、きれいに使ってもらえるといった声が多いためだ。
今回も同じテーマで、30~40代の子供を持つ夫婦をターゲットに、東急田園都市線「たまプラーザ」駅から 徒歩7分の築45年『たまプラーザ団地』をリノベーションした。
BEFORE
以前は和室2部屋の2LDKだった。
白いビニールクロスに、茶色のフローリングなど一般賃貸で見られるような印象だ。
まず、リビングのフローリングと和室一室の畳をすべてカラマツの無垢材に張り替えた。
そして、ふすまはシナ材の扉にし、壁面は塗装用下地でもある壁紙『オガファーザー』に変更した。
ドイツで製造されている再生紙と木でできた呼吸する健康素材だ。
AFTER
投じた費用は約200万円。
実際に入居を決めたのは、20代後半のカップルだ。
「知人の家で使われていた無垢の床材が心地よかったので、同じような家に住みたいと思っていた」と、入居の決め手を話したという。