入居者が嫌がる古い設備を一新
2016年04月21日 | リノベーション
収益性の低い物件から脱却
神戸のJR元町駅から徒歩10分、3LDK、6万5000円だった物件が募集開始1週間で約2倍の12万5000円で入居者獲得に成功した。
その秘訣は入居者が嫌う古臭い水回りを徹底的に一新することであった。
リノスタイル不動産(兵庫県神戸市)は昨年3月に満室であった同物件を購入した。
築39年のRCマンションで、それまで改修工事が全くされていなかった。
「リノベーションしたら利回りが上がる」と考えた古田佳奈美社長は全6戸中、昨年8月に空室となった1戸を改装した。
リノベーションターゲットは4人家族をイメージした物件になっているという。
外にあった洗濯機置き場を室内に移設、浴室も入居者が嫌うバランス釜や外にむき出し状態だった古い給湯器を外した。
床のタイルを張り替え、浴室を取り換えることで清潔感を演出した。
古田社長のリノベーションの特徴は町、人、そしてターゲットに合わせて
20~30種類のクロスや床は張分けて部屋を演出していることだ。
改装費用は180万円で古田社長いわく、3LDKという広さの割に安く済んだのだとか。