決め手はパリ風の内装デザイン
2016年04月24日 | リノベーション
築28年3LDKの家賃が2万円増
白の壁紙に茶のフローリングと見慣れた内装で競争力が落ちていた築28年の賃貸住宅を、米国産建材を用いた西欧風に改装し、家賃を2万円上げた事例がある。
場所は東京・江戸川区。
都営新宿線「船堀」駅から徒歩10分。
間取りは3LDK。
広さは38.55㎡。
改装は内装のみ。
建物の名称は「パレドールメゾン」。
家賃は12万8000円から14万8000円に上がった。
募集をかけてから2週間で入居が決まった。
契約者はオランダに駐在経験のある日本人夫婦だ。
「室内に入った瞬間、別世界。西欧風でレトロな調子が気に入った。白い扉に金色のドアノブがついていて、お洒落だ」(入居者)と内見でコメントしたようだ。
中里博史オーナーは「室内だけを真新しい内装にすると、外観とのギャップが生まれる」と解説する。
第一印象を左右するのが玄関だ。
玄関タイルには割れ石のデザインを採用した。
欧米の街路の延長線上に自宅があることを演出した。
間仕切りと壁は、米国から白に塗られた建材を使った。
いつか塗装がはがれても、塗りなおせる長所があるからだ。
床材はプラスティックタイルにした。
工事費は総額350万円ほど。