BPO活用で描く企業成長 【連載】不動産DXで実現する顧客ファースト 第7回 管理・仲介業|2024年07月04日 「サグラダ・ファミリア(聖家族教会)の工事はゆっくり進むんだ。私のクライアントは別に急いでいないからね」建築家のアントニオ・ガウディはこう語った。 そのサグラダ・ファミリアは2034年に完成する。構造計算には3D(三次元)キャドや構造解析ソフト、石柱の製作には3D加工機と、最新技術を取り入れて効率を高め、2200年ごろと想定されていた完成は大幅に早まった。 部分業務を外注 サグラダ・ファミリアと同じことが賃貸管理業界で起きている。実は近年、賃貸管理会社の業務を切り分けて代行するBPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)で業務を効率化する会社が増えている。