香陵住販は茨城県を中心に、千葉県、東京都で20店舗を展開する。事業の2本柱は、投資用不動産の企画・販売をメインとする不動産流通と、賃貸住宅の管理をメインとする不動産管理だ。地域に密着した事業を展開し、人口約27万人の県庁所在地・水戸市、大企業の工場誘致が続くひたちなか市では賃貸管理で高いシェアを持つ。近年は、つくば市周辺の県南エリアや東京都内の不動産開発にも注力する。JASDAQ(ジャスダック)に上場した2018年以降、5年連続で増収増益、増配を達成。27年9月期までに売上高100億円、営業利益8億円を目指す。
地盤の水戸から県南、東京へ
茨城の市場性を武器に成長
同社は、茨城県に18店舗、千葉県、東京都にそれぞれ1店舗を展開する。すべての店舗で、賃貸仲介と、投資家向けの投資用不動産を軸とする販売、および売買仲介を手がける。管理戸数は2万2000戸、年間の賃貸仲介件数は7200件で県内トップだ。