元メガバンクの支店長から専業家主に転身した菅井敏之オーナー(東京都港区)は、自身の出身地である山形県朝日町に、一戸建てとアパート6棟15室を所有する。土地を持っていないにもかかわらず賃貸経営事業を始めた菅井オーナーに、不動産経営における強みと、犯しやすい間違いについて話を聞いた。
利益最大化へ、ポイント五つ
―朝日町はどんな町か。
山形市内から車で40分ほどの所にある、人口約6000人の過疎の町だ。
―どんな賃貸住宅を所有しているのか。
一戸建ての実家と、6棟15戸のアパートを所有する。アパートはファミリー向けと単身者向けがあり、4月時点で14室が埋まっている。すべての物件が町の中心部にあり、利便性が高い。賃貸物件のニーズはあるのに供給が不足している地域だ。実家は病院の隣で、スーパーまで徒歩5分という好立地なので、すぐに借主が決まった。
―アパートの入居者層は。