新築ワンルームが対象
埼玉県川口市は2023年12月、ワンルームマンション建築時の宅配ボックス設置の義務化を決定した。
床面積が40㎡未満の居室を15戸以上含む集合住宅をワンルームマンションとして、建築時に宅配ボックスの設置を義務付ける。24年4月以降に川口市との事前協議を行うワンルームマンションが対象で、4戸に1個程度の設置を求めていく。施行は4月を予定。
17年1月に施行となった、ワンルームマンションの建築や管理について定めた「川口市ワンルームマンション等の建築及び管理に関する条例」の内容を改正するもので、23年12月の市議会で可決した。
条例改正の目的は、再配達の削減だ。駐車スペースがないマンションの前の路上で宅配車両が駐車する回数を減らし、周辺の交通への影響を軽減する。
川口市で17年1月から23年3月までに建築の届け出があったワンルームマンションは174棟。宅配ボックス設置率は8割以上となる。
(2024年2月19日8面に掲載)