温浴施設やビジネスホテルを中心に漫画コーナーの導入を提案しているハイドコーポレーション(愛知県清須市)は、全国約600カ所の施設に提供する。2023年からは賃貸住宅の共用部に事業対象を拡大。導入物件数は2年ほどで30棟に増え、空室対策として効果を上げている。
賃貸へ導入、30棟 23年に本格始動
―御社は施設内に漫画コーナーを設置する提案をし、漫画を提供しています。サービスの導入実績はどのくらいありますか。
サービスを開始してから10年ほどになりますが、導入した施設は全国約600カ所です。漫画は冊数にしておよそ100万冊を提供しています。導入している施設は、温浴施設やリゾートホテル、ビジネスホテルが主で、そのほかカラオケ店やフィットネスジム、クリニックなどです。
―賃貸住宅への提供も進んでいるそうですね。
賃貸住宅には22年秋に愛知県知多市の物件に提供したことが始まりで、23年から本格的に営業をスタートしました。25年1月20日時点の提供物件数は30棟になります。高齢者施設で導入するケースも出てきています。
―賃貸住宅に漫画コーナーとはユニークな発想です。