定員10人の大人数部屋も運営
賃貸住宅の空室や空き家を活用した民泊事業を行うNeighbor's(ネイバーズ:広島市)は、差別化を意識した物件を展開する。
2023年11月の設立で、民泊の提案・運営を行う。従業員数は10人、うち社員は3人。広島県を商圏として、7物件30室の民泊を運営する。売り上げは約1億円。
同社は、空室のある賃貸住宅や空き家をオーナーから借り上げ、民泊として運営。必要があれば、内装のリノベーションも同社で提案する。
大人数が一緒に宿泊できる点が、民泊の魅力の一つだと同社では考える。物件の選定では、立地条件などに加え、広さも重視する。砂田健吾社長とつながりのあるオーナーの物件や紹介を受けた物件から選び、民泊としての活用を提案している。運営物件のうち、賃貸住宅は7割。間取りは1LDK~2LDKが多く、専有面積のボリュームゾーンは30㎡ほどだ。1室あたりの最大宿泊人数は、約80㎡の3LDKであれば10人に設定している。内装は、シンプルを基調とする。リノベを行う際には、再度賃貸住宅に転用できるよう、キッチンなどの設備を残しておくといった、オーナーのリスクヘッジを考えた提案を行う。