オーナー宅を2戸の賃貸に分離
2015年03月08日 | リノベーション
賃貸マンション「グランデュール墨田」の最上階はもともと、オーナー宅として利用されていた住戸。
99㎡の広さがあり15万5000円で入居募集していたが、新たな入居探しに苦戦していた。
そこで賃貸リノベーションフランチャイズ「リノリースCLUB」の運営本部であるTRN(福岡県福岡市)が提案したのが、1つの住戸を2戸に分離するプラン。
1戸は28㎡のワンルームマンションとして、もう1戸は68.8㎡の2LDKにリノベーションされた。
2戸に分離することで募集対象の幅を広げるとともに、満室時より高い家賃収入を得られるようにした。
ワンルームタイプはもともと、水回りが集中していたスペースのため、浴室やキッチンは現状の場所にとどめ、コストアップを抑えた。
分離のために壁面を新設した以外、大掛かりな工事は粉わず、塗装工事を中心に改善を行った。
部屋全体は白をベースにデザインされ、ところどころにアクセントで黒や赤の彩色を施している。
2LDKのファミリータイプは、トイレ以外の水回りを新設。
加えて、元々あった収納スペースをウォークインクローゼットとして集約し、より高い収納スペースを確保した。
部屋全体のイメージは、ファミリー向けらしく温かみのある木目調でまとめ、約30㎡あるリビングは窓からの見晴らしもよく、最高も抜群だ。
家賃はワンルームタイプが7万6000円、ファミリータイプが21万5000円(ともに管理費含む)。
1月に完成後、いずれも2週間で入居が決定。
改装前に比べ、2戸合計で6万円の家賃アップに成功した。