新婚・ファミリー世帯の女性をターゲットに

2015年05月09日 | リノベーション

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明るい色彩と新品の水回りで清潔感を強調


大阪市営地下鉄今里筋線清水駅から徒歩5分の場所に位置する築35年RC6階建ての賃貸マンション「サンファミリーI」(大阪府大阪市)。
今から約4年半前にマンションの所有者より空室改善の相談を受けコモドスペース(大阪府大阪市)が同物件のリノベーションを手掛けた。


当時全50戸中10部屋が空室となっていたが、最初に2部屋、その後残り8部屋と退去が出た部屋を順次改修し、現在全部で21部屋のリノベーションを完成させた。
同社がリノベーションをするにあたり目を付けたのは「サンファミリーI」が3DK(2LDK)の間取りからなるファミリーマンションである点だ。
将来的に入居者となるはずの新婚とまだ小さな子を持つファミリー世帯、中でも部屋探しの実権を握るといわれる女性に好まれるような部屋作りを意識した。
まず畳が敷かれた和風の室内をフローリングに変えるなどして洋室に一新。
さらに入居者が選択できるポイントクロスにはナチュラルで明るい色彩のものを取り揃えた。
水回りには新品のシステムキッチンやシャンプードレッサーを設置し清潔感を演出。
また部屋の間仕切りには可動式の引き戸を取り付け、3DKと2LDK自由に間取りを調整できるようにした。


                 after

コモドスペース02.jpg

リノベーションコストは1戸あたりおよそ200万円。
同社営業主任張田詩央里氏によると「最初の方は部屋探しをする人に対する周知が不十分でなかなか入居が決まらなかったのですが周辺業者を訪問するなどした結果、現在では物件を名指しで内見の応募が来るほど人気になりました」と話す。
元の家賃は共益費込みで約8万円。
リノベーションにより現在の家賃は1万円の上乗せの約9万円(共益費込)となっている。

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