管理戸数約2500戸のアレックスコーポレーション(福岡市)は賃貸住宅のデザインや企画を手がけるブランディング事業部を立ち上げ、2023年5月末までに延べ33棟194戸をプロデュースしている。
管理業で得た情報を活用
管理事業で蓄積した情報を活用し、賃貸住宅の内装や外装、間取りや設備などを企画。完成後は管理受託につなげている。管理物件のうち、自社で企画した物件の平均入居率は99%となっている。商圏は福岡市を中心に、同社から車で40分圏内。賃貸管理業を通して、入居者のニーズを収集している。例えば、入居理由や退去理由について聞き取り調査を実施したり、退去後の部屋を調べ汚れにくい設計を分析したりして、賃貸住宅の企画に活用してきた。